2011年04月22日

まいどおおきに!第3回

毎週アポ無しで、和歌山の“味のあるお店”を訪ねる
「枝曾丸のまいどおおきに!」のコーナー。
第3回は、和歌山放送のすぐ近く、南海和歌山市駅前の
“小鯛雀寿司”でお馴染みの「角清」さんをご紹介します。

例によって、ぶらくり丁をぶらぶらしていたところ、
「師匠、昨日はありがとうござました!」と、
県内の特産物を扱う「ぶらくり わかやマーケット」の前で、
味のあるダンディな男性に声をかけられました。
この人が、和歌山市駅前に“小鯛雀寿司”などを出す食堂「角清」の大将、
中村好孝さん(永遠の36歳?)です。
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角清の歴史
なんと、創業は文化7年(1810年)と言いますから、当然江戸時代。
今年で創業201年という、正真正銘の老舗です。
「小鯛雀寿司」という名前は、
当時の紀州藩主・徳川治宝(とくがわ・はるとみ)公に付けていただいたとかで、
現在のご主人、好孝さんは7代目にあたります。
ただ、創業以来の貴重な資料は、戦争による空襲で全て焼けてしまい、
もう何も残っていないそうで、全ては、口伝えによるものだそうです。

200年の歴史がある“小鯛雀寿司”のこだわりは、
昔からの「塩じめ」によって作られていることと、
瀬戸内周辺の材料で作っているということ。
優しくて、懐かしい味といえるかもしれませんね。

創業200年以上の歴史あるお店ですが、
3人いるお子さんも、後を継ぐということは無いそうで、
好孝さんの代で最後になるかもしれません。
昔は長男が、家業を継ぐのが当たり前でしたが、今はそんな時代でも無いし、
「もう、それでいいんかな」と思うこともあるといいます。
ただ、もし息子達が店を継いでくれたら、小鯛雀寿司はもちろん、
何か新しいことをやってくれるのかな、という期待に似た思いもあるようです。
「倒れるまではやろうと思ってます」と、好孝さんはいいます。

ちなみに、ぶらくり丁のアンテナショップ「わかやマーケット」で、
よく売れているのは、やっぱり看板商品の「小鯛雀寿司」。
でも、意外と「いわし寿司」なんかも、
「嫁が作ってくれやんから」と言って買い求めるお客さんがいたり、
さんま寿司もよく出ているそうですよ。

お店にて
ということで、改めて市駅前のお店を訪ね、ラーメンセットを注文しました。
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昭和40年頃に嫁いできたという、7つ下の奥さんによると、当時は、
従業員5人に、おじいちゃん、おばあちゃんを合わせ、店内は大賑わい。
週末になると、みさき公園へ向う行楽客向けのお弁当(助六など)を作ったりと、
とにかく大忙しだったとか。

奥さんは21歳で当時銀行員の時に、好孝さんとお見合い結婚。
7つの年齢差がありますが、当時はみんなそれくらい離れていたので、
あまり気にしなかったそうです。
ちなみに、新婚旅行は、十和田湖へ。
夜行の寝台列車に乗ってのことでした。当時としては、
豪華なものだったのではないでしょうか?

昭和25年に再建した当時と、まったく同じの店内。
お店に貼ってあるメニューも昔のまま。奥さんは「もってるもんやなぁ」と言います。
「小鯛雀寿司があったから、プレミア和歌山にも認定されたけど、
普通の食堂やと、つぶれてたかな」とぽつり。

店内には、ABCラジオがかかっていましたが、
実は、自宅ではいつも和歌山放送ラジオを聴いてくださっているという奥さん。
これからも、末永くお店を続けてくださいますように。
そして、トイレを貸していただき、ありがとうございました。

角清さん・・・南海和歌山市駅の真向かいにあります。午後6時半頃までの営業です。
posted by wbs at 00:00| Comment(0) | なるシソ
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